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公害防止管理者試験の合格後に目指したい3つの資格

公害防止管理者

kurupanです。

公害防止管理者を合格したあと、次のステップとして他の資格取得を目指す方は少なくないと思います。

本記事では公害防止管理者に合格した方におすすめの資格をご紹介いたします。

公害防止管理者って何?という方はこちらの記事をどうぞ↓

環境計量士

環境計量士 | 一般社団法人日本環境測定分析協会

環境計量士は、計量証明事業所などで水質、大気、騒音、振動等の分析結果の証明を行う国家資格です。

自治体や企業の依頼を受けて環境計量証明書を発行するためには、環境計量士の証明が必要であると法律で定められているため、一定のニーズが存在し、年間6~7000人が受験しています。

環境計量士は水質、大気、土壌などを対象とする濃度関係と、工場騒音や環境騒音などを対象とする騒音・振動関係の2種類に分かれています。

公害防止管理者の合格者におすすめの理由は、試験内容が似通っていることです。

例えば、環境計量士(濃度関係)の試験では以下の4つの科目があります。

  1. 環境関係法規及び化学に関する基礎知識
  2. 化学分析概論及び濃度の計量
  3. 計量関係法規
  4. 計量管理概論

このうち、「1環境関係法規及び化学に関する基礎知識」と「2化学分析概論及び濃度の計量」では、水質汚濁防止法などの公害防止管理者試験に出題される法規が頻出します。そのため、公害防止管理者の合格者は他の受験者より必要な勉強量が少なく、有利です。

実際にどんな問題が出題されるか、自身で確認してみるのをお勧めします。「意外といけそう」と思う方も多いと思います。

過去の計量士国家試験問題(METI/経済産業省)

公害防止管理者と環境計量士をどちらも取得することで、環境対策のエキスパートとして認められます。また、どちらも有資格者でないとできない業務が存在するため、あなたの市場価値を大きく高めることができます。

詳しくはこちらの記事をどうぞ。

ちなみに、環境計量士(濃度関係)の有資格者は、下記の作業環境測定士資格を免除講習を受けるだけで無試験で取得することができます。

作業環境測定士

作業環境測定士になるまでの道のり|JAWE -日本作業環境測定協会-

作業環境測定士は、工場や建設現場などで有害物質の測定を実施し、その環境を改善して労働者の健康を守ることを職務とする国家資格です。労働者を守ることを目的とするという点で上記の資格とは少し性質が違います。

1種と2種に分かれており、2種は簡易分析器を使った分析しかできません。また、1種は分析する対象によって、鉱物性粉じん、放射性物質、特定化学物質、金属類、有機溶剤の5つに分かれています。

労働安全衛生法によって、有機溶剤や特定化学物質などを使用する工場や建設現場では、作業環境測定士による定期的な作業環境測定が義務付けられているため、企業や事業所から安定して仕事を得ることができます。

公害防止管理者試験の合格者にこの試験をお勧めする理由は、公害防止管理者の資格(ただし、騒音・振動除く)を持っていれば、試験の一部(分析に関する科目)を免除されることです。一部であっても科目を免除されると負担をかなり軽減できます。

労働者を守るという強いやりがいを得られる資格ですので、興味のある方は狙ってみましょう。

危険物取扱者

危険物取扱者は文字通り、危険物を取り扱うための資格です。

詳細は以下の記事で解説しています。

公害防止管理者と同様、工場では危険物取扱者の有資格者を必ず置かなければならない場合が多く、ニーズが高いです。

有資格者は多いですが(特に乙4)、公害防止管理者と合わせて取得することで他の資格者にはない、あなた独自のスキル・ポジションを得ることができるでしょう。

まとめ

公害防止管理者試験に合格した方におすすめの3つの資格を紹介しました。

複数の資格を持ち、他の人にはない強みを持つと、社内の待遇がUPしたり、転職時の好条件で契約することができます。特に業務独占系の資格は有利です。

終身雇用が崩れた今のご時世、自分のスキルを証明することができる資格を取得して、自分の力で生きていけるように備えておきましょう。


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